スカラムーシュ Scaramouche

Scaramouche

姉御のパートナーの誕生日なので、お昼ご飯に招待される。家族が何人か来るらしい。姉御の弟も来るから、私のお兄さんということになる。姉御と私は他人の空似で国を超えた姉妹協定を結んだと言う経過がある。姉御の弟ビクトルと姉御は似ている。元々私は父親似なんだけれど、そのビクトルが、なんと私の父親に似ていた。自分の父親の若い時と話しているみたいで、何だか不思議な感覚だった。

 誕生日プレゼントに、明日の晩御飯をプレゼントする。カレーと、デザートのココナツミルクのスイーツをタッパーに詰めて持っていく。

集まっておしゃべりしている時に、昨日録音した台本のことが話題になって、みんなに発音を治してもらうことになった。姉御たちの前で音読して、発音を治してもらう。3年前演劇学校に入ったときは嫌で仕方がなかったこの作業も、今では役者として当たり前のこととして慣れてしまった。チャンスがあるときに直してもらわないと。明日、早速トレーニングがある。

午後は、Teatre VictoriaにScaramoushを見に行った。最初のほうでトレーニングに参加したアナが出演してる。彼女は舞台で輝いていた。すごい才能だ。2時間半の舞台を歌って踊って、この仕事はやはり体力勝負。出演者の全て、どんな小さな役の人でも、すばらしい声と存在感だった。観客も感動に包まれていて、演劇ってすばらしいと思った。

SCARAMOUCHE

最後に出演者全員が出てきて挨拶をする。そして監督などの主要のスタッフが10人ぐらい出てきて挨拶をする。最後に出演者全員で、音響、照明、大道具などの出てこられないスタッフそれぞれに挨拶をして敬意を払う。

日本の舞台では出演者しか挨拶をしない。私はこのことにまだ慣れない。初めて目にした時、びっくりするのを超えて強い憤りを感じた。役者は他のスタッフがいるから、舞台やカメラ前に立てることを絶対に忘れてはいけないと思う。そしてその他のスタッフに感謝と敬意を払うことで、観客にも彼らの存在の重要性をアピールすることが出来る。

この事をダーリンに話したら、「日本には裏を見せない美学と言うものがあるからかもね。そういえば君と一緒に見た美輪明宏の舞台、彼はそれをしていたよ。」やっぱり美輪様が好きだ。

美輪明宏
美輪様 このページにもご利益がありますように。